BE・LOVEに連載された「入江嘉和」先生による人気漫画「ゆりあ先生の赤い糸」が、2023年10月よりテレビ朝日にて実写ドラマ化される。
「ゆりあ先生の赤い糸」は、第27回手塚治虫文化賞 マンガ大賞や第45回講談社漫画賞 総合部門を受賞、「このマンガがすごい!2020」オンナ編 第8位にランクインした話題作。
主人公は、子供の頃“おっさん”というあだ名を付けられたほど男勝りな性格の「伊沢ゆりあ」。彼女の身に降り掛かった突然のトラブルから、様々な人間関係が交錯していく。
TVドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」では、ゆりあ役を菅野美穂さんが担当。テレビ朝日系での連続ドラマ主演は、1999年放送の『恋の奇跡』以来、実に24年ぶりとなる。
また、脚本は珠玉の社会派ヒューマンドラマを多数手掛けてきた橋部敦子さんが手掛ける。
なお、菅野さんと原作の入江先生からはコメントも到着。その他出演キャストなどは今後発表される。
TVドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」キャスト・原作者コメント
【伊沢ゆりあ】役 – 菅野美穂さん
原作 – 入江嘉和先生
菅野美穂さんは目がとても綺麗で、「涼しげな色気」とでも言いますか、甘すぎない瑞々しさを感じます。
最初にお話を伺った時には、「こんな美しい方に、おっさんみたいな主人公は厳しいのでは?」と思いましたが、今までの漫画の実写化での菅野さんの存在感と強み、ホームドラマの名手・橋部敦子さんの脚本、今後発表される、脇を固めるこれまたキャラの立ちまくった俳優さんたちが、どんな化学変化を起こして新しい「ゆりあ先生の赤い糸」を作り上げてくださるのか、今からワクワク楽しみにしております。
演じられる皆様、見てくださる皆様の両方が、ヤケクソ元気になるようなドラマになりますように、と心より祈っております!
TVドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」2023年10月よりテレビ朝日にて放送!
公式サイト | 特設ページ |
---|---|
放送局 | テレビ朝日 |
放送開始時期 | 2023年10月 |
放送情報 | 【テレビ朝日】2023年10月より 毎週木曜日21:00~21:54 |
キャスト | 菅野美穂 ほか |
スタッフ | 原作:入江喜和「ゆりあ先生の赤い糸」(講談社) 出演:菅野美穂ほか 脚本:橋部敦子 音楽:菅野祐悟 監督:金井紘、星野和成、竹園元 エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日) プロデューサー:峰島あゆみ(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、新井宏美(KADOKAWA) 制作協力:KADOKAWA 制作著作:テレビ朝日 |
関連リンク | 「ゆりあ先生の赤い糸」公式サイト |
原作「ゆりあ先生の赤い糸」コミックス好評発売中!
人気作品のキャラクターグッズ Anime Store.JP (アニスト) にて取扱中!
詳細は公式サイトをご確認ください。
※記事の情報が古い場合がありますのでお手数ですが公式サイトの情報をご確認下さい。
© 入江嘉和 / 講談社
テレビ朝日さんの連続ドラマで24年ぶり、しかも原作が「手塚治虫文化賞」の「マンガ大賞」を受賞したばかりのタイミングで、主演を務めさせていただけるなんて…ビックリしました!
ゆりあさんは石のような男前な女性で、私自身も心から応援したくなる存在です。若い頃はもっと洗練されていてスマートなヒロインに憧れるものですが、ゆりあさんはその逆。
燃費も悪いし(笑)、なんだかゴツッとしているし、しなやかじゃないんだけれど、私自身も年齢を重ねた今だからこそ、より共感と尊敬の念を覚える“すごいヒロイン”です。今このタイミングで、この役と出会えるなんて“めっけもの”! とても幸運だと思います。
今はまだプライベートで育児に手がかかり、日々のノルマに追われている最中ではありますが、体力・気合いとともにコンディションを整えながら、“眉間にしわを寄せて一生懸命生きているヒロイン”を魅力的に演じられたらいいなと思います。
■ゆりあを演じるにあたって準備していること
ゆりあさんは男前な気概や生き様に加え、刺繍教室を開いたり、少女時代にはバレエに夢中になったこともあるなど、乙女なものが好きな一面も兼ね備えているところが、特有の魅力でもあると思います。
そんな彼女の気持ちに近づくためにも、余白の時間もいろいろ考えを広げたいと思って、実は刺繍とバレエの教室に通いはじめました。
バレエは毎回、恥をかきに行っている状態ですけど(笑)、同時に楽しくもあり、夢中になる人の気持ちがわかりました。ドラマのご縁がなかったら「体も硬いし、やったこともないのに、こんな年から…」とためらい続けて、バレエの素晴らしさも教室の共同体感や癒しも味わえなかったと思うので、本当にいい機会をいただきました。
刺繍も学びが多いです。束になっている5本の糸をほぐし、そこから3本だけをまとめて刺していくことで艶のあるふっくらとした刺繍になると知って驚きましたし、糸を絡ませながら立体的な模様を作るレゼーテージステッチにしても「人生に通じるな!」と。
人生の糸を自分でたぐり寄せ、絡ませながら縫い込んでいくと、途中はどうしようもないと思っていた人生も、最後には愛着や味わいが深まるんだろうなって、あらためて感じました。
■視聴者へメッセージをお願いします。
このドラマでは介護問題なども含め、“現代の現実”を見つめているような気にもなる物語が紡がれていきます。
私自身も父の介護を経験したときに、家族が1週間でガラガラと音を立てて壊れていくのを実感したことがあるのですが、世の中には問題のない家庭はないんじゃないかなというくらい、傍から見ていたら本当に幸せそうに見える家でも、いろいろとあったりすると思うんです。
ゆりあさんの家ほどこじれている家もあまりないとは思いますが(笑)、ぜひドラマを見てくださった方に“悩みと笑い、前向きになれる気持ちを共有できる時間”を届けられたらいいなと思います。