Comic BRIDGE online (コミックブリッジ オンライン) にて連載された「平庫ワカ」先生による人気漫画「マイ・ブロークン・マリコ」が、2022年秋に実写映画化されることが決定した。
「マイ・ブロークン・マリコ」は、「ブロスコミックアワード2020」大賞、第24回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門新人賞を受賞した話題作。亡くなった親友の遺骨を抱いて旅に出る主人公・シイノトモヨ役は永野芽郁さんが演じる。
さらに、タナダユキさんが監督を担当し、タナダさんと向井康介さんが脚本を共同執筆する。
制作の発表にあたり、永野さん・タナダさん・原作の平庫先生よりコメントが到着した。
映画「マイ・ブロークン・マリコ」キャスト・スタッフコメント
【シイノトモヨ】役 – 永野芽郁さん
シイノ役のお話を頂いた時は、自分の中でも大きな挑戦だったので
不安もありとても葛藤しましたが、
全てを受け入れ一緒に乗り越えようと言ってくれたタナダ監督に、
ついていきたいと思いました。
「マイ・ブロークン・マリコ」という作品の世界観が私は大好きです。
初めて原作を読ませていただいた日から虜です。
その気持ちを大事に、リスペクトを込めて、
日々体の芯が熱くなるのを感じながら、心から声を出しました。
今までにない私を観ていただけると思います。
完成が楽しみです。
監督 – タナダユキさん
原作を読み終えた瞬間、何かに突き動かされるように、
後先も考えず映画化に向けて動き出しました。
自分自身漫画というものが大好きで、
漫画の実写化には懐疑的な分、
突き進むことでまた地獄を見ることもわかっていたのに、
学習能力を瞬時に失わせる底なしの力強さが、
この原作にはありました。
それは、どうにもならないことをどうにかしようと、
泣き、喚き、鼻水を垂らし、理不尽を酒で流し込み、
流しきれない感情にまた翻弄される主人公シイノの、
その生き様に強く魅せられたからに他なりません。
シイノ役には、絶対的な芝居の力はもちろんのこと、
それとはまた別の魅力、重いテーマを軽やかに背負える、
その俳優自身が持つチャーミングさも作品にとっては必要不可欠でした。
そして、この人しかいないと思えたのは、永野芽郁さんでした。
彼女ならば、シイノの衝動を、シイノの感情を、
無様さを晒せる最高に格好いいシイノという一人の人間の
デコボコとした魅力を、
余すところなく表現できると感じたのです。
撮影していて、シイノとして生きる永野芽郁さんに
心が揺さぶられる瞬間が幾度となくありました。
シイちゃんが、確かにそこに生きていました。
作り手としてこれ以上の喜びはありません。
シイノの流した涙の後に見る世界が、
少しでも美しいものであるように。
そう願わずにはいられない、そんな作品を目指して、
完成までもがき続けたいと思います。
ご期待ください。
原作 – 平庫ワカ先生
撮影現場にお邪魔するとタナダユキ監督をはじめ
多くのスタッフの方々がいらして、
細かい部分に工夫の跡が見られる機材や小道具などがあり、
映画という表現物の関わる人や動かす物の多さに
改めて漫画で出来る事と映画で出来る事の違いを考えたりしました。
透明人間になって一日中見ていたかったです。
タナダ監督から演出が入ると瞬時にニュアンスの変わる
永野芽郁さんはじめみなさんの演技を
モニター越しにではあるもののすぐそばで見ることが出来て、
カットとアクションの間の空気も含めて胸に来るものがあり、
何度も感動いたしました。
やはり透明人間になってもっとそばで見ていたかったです。
映画が大好きなので、
原作として映画の端っこにでも関われた事を光栄に思います。
どう映像化されどう解釈され
どう映画になっていくのか、とても楽しみです。
永野さんについて
一見ご本人のイメージからかけ離れて感じるかと思うのですが
シイノのような人物像をきっと演じて頂けるのだろうなという片鱗は
これまでご出演の作品の中にも垣間見えていたように思います。
撮影現場で最初に演技中のモニターを覗かせて頂いた時、
そこに映ってるふてくされた少年のような女性が
永野芽郁さんだとはしばらく気付きませんでした。
このシイノがどのように暴れる姿を
私たちは見れるのかと期待せずにいられないです。
映画「マイ・ブロークン・マリコ」2022年秋 全国ロードショー!
公式サイト | 特設ページ |
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上映劇場一覧 | 未発表 |
上映開始時期 | 2022年秋 |
キャスト | 永野芽郁 ほか |
スタッフ | 監督 : タナダユキ 脚本 : 向井康介、タナダユキ 原作 : 平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」(KADOKAWA) 製作 : 映画「マイ・ブロークン・マリコ」製作委員会 製作幹事 : ハピネットファントム・スタジオ 制作プロダクション : エキスプレス 制作協力 : ツインズ・ジャパン 配給 : ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA |
関連リンク | 「マイ・ブロークン・マリコ」公式サイト |
詳細は公式サイトをご確認ください。
※記事の情報が古い場合がありますのでお手数ですが公式サイトの情報をご確認下さい。
© 平庫ワカ / KADOKAWA