ゼルダの伝説

1986年、「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」の本体と同時に発売された、記念すべきシリーズ第1作目。

フロッピーディスクを使用したディスクシステムは当初、ロムカセットよりも容量が大きく、「ゼル伝」もそれまでのゲームよりも大ボリュームのアクションRPGとして誕生しました。

地上ステージと地下迷宮を行き来して敵を倒し、謎を解いて“知恵のトライフォース”を探し出すというシステム。勇壮なメインテーマ曲や、リンク・ゼルダ姫・大魔王ガノンなど、今もお馴染みの要素はこの作品ですでに完成されていました。

後に、容量がアップしたロムカセットやWii Uのダウンロード等に移植。2021年には誕生35周年を記念し、本作の他に続編なども楽しめる「ゼルダの伝説 ゲームウォッチ」も発売されています。

リンクの冒険

初代「ゼルダの伝説」に引き続き、ディスクシステムで発売されたシリーズ第2作「リンクの冒険」。物語は前作から引き続き、16歳に成長したリンクが“勇気のトライフォース”を探して旅立ちます。

見下ろし視点だった前作とは変わって横スクロールのアクションRPGとなっており、難易度は前作からさらに上がっています。

こちらも、Wii Uや3DSのダウンロード版で遊べる他、シリーズ35周年記念で発売された「ゼルダの伝説 ゲームウォッチ」に収録されています。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース

ファミコンの後継機「スーパーファミコン」の発売から1年後、満を持して登場した「ゼルダの伝説 神々のトライフォース (神トラ)」。

1作目と同じ見下ろし視点に戻りましたが、回転斬りや物を持ち上げる動作など、リンクの動きがパワーアップ。ニワトリを頭の上に担いで歩き回った人は多いのでは…?

なお、ニンテンドースイッチの有料サービス「Nintendo Switch Online」の加入特典「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」にて、追加料金なしで遊ぶことができるので、ぜひプレイしてみてくださいね!

ゼルダの伝説 夢をみる島

任天堂から発売され大ヒットを記録した携帯ゲーム機「ゲームボーイ」で発売されたシリーズ第4作目。

今作でのリンクは、修行中に船が難破して辿り着いた“コホリント島”からの脱出を目指します。ゲストとして、スーパーマリオシリーズのヨッシーやクリボーの他、様々な任天堂キャラクターが登場します。

後にゲームボーイカラー版「夢をみる島 DX」も発売。現在でも根強い人気を誇っている作品で、2019年にはニンテンドースイッチでリメイク版が発売されました。

ゼルダの伝説 時のオカリナ

NINTENDO64 (ニンテンドー64) で発売された、「ゼル伝」シリーズ初の3D作品。

これまでの作品と同じくアクションや謎解き要素の詰まった作品ですが、奥行きのある3Dビジュアルになったことで、より迫力あるアクションを楽しめるようになりました。

2011年には、ニンテンドー3DS用「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」としてリメイク版が登場しました。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の続編に当たる作品で、限られた72時間で月の落下を阻止するという“3日間システム”や、仮面をかぶるとリンクの能力が変化する変身要素などが特徴的。

後にWiiやWii Uのバーチャルコンソールにて配信。「時オカ」と同じく、3DSでリメイク版も発売されました。

ゼルダの伝説 ふしぎの木の実

「大地の章」と「時空の章」の2作品で構成された、ゲームボーイカラー用のアクション・アドベンチャーゲーム。開発は任天堂ではなくカプコンが手掛けています。

2作品はどちらも独立した物語ですが、片方の章をクリアすると手に入る「あいことば」を入力してもう片方の章を開始するとストーリーが変化し、連続した物語を楽しむことができます。

ゼルダの伝説 風のタクト

ファンの間で“猫目リンク”と呼ばれたり、「大乱闘スマッシュブラザース」シリーズに“トゥーンリンク”として参戦しているカートゥーン調のリンクが初登場した作品。

トゥーンレンダリングという、グラフィックをアニメ映画のようにデフォルメして見せる技術を用いており、当時は画期的なビジュアルのアクションゲームでした。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース & 4つの剣

スーパーファミコンで発売された「神トラ」のリメイク版と、2人〜4人でのプレイが可能な「4つの剣」が収録されたゲームボーイアドバンス用ソフト。

「4つの剣」は、これまでの「ゼル伝」シリーズのシステムとは異なり、ステージクリア式を採用。

後にゲームキューブで発売される「ゼルダの伝説 4つの剣+」では3つのゲームモードが遊べますが、その中の「ハイラルアドベンチャー」は、アドバンス用「4つの剣」のシステムを採用していました。

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

リンクの体を小さくしたり元に戻したりしながら、呪いで石にされてしまったゼルダ姫を元に戻すため世界を冒険する物語。

様々なアイテムを用いて謎を解いていく、ゲームボーイアドバンス用のアクションアドベンチャーです。

現在では、Wii Uのバーチャルコンソールを使ってダウンロード版を遊ぶことができます。

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

ゼルダの伝説シリーズが20周年を迎えた2006年に、Wiiとゲームキューブの2ハードにて発売。

開発陣が「120%の『ゼルダ』を」という目標を掲げ、シリーズの最高傑作を目指して作られた渾身の一作で、日本国内ではゲームキューブ最後のソフトとなりました。

本作のリンクは、光が奪われた“トワイライト”のエリアに入ると狼に変身。人の姿の時とは異なるアクションを楽しめるのも魅力の一つでした。

なお、後にWii UでHD版が登場。高精細の美しいグラフィックで楽しめます。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計

ニンテンドーDS用ソフトとして発売され、“ペンアクションアドベンチャー”と銘打たれた「夢幻の砂時計」。

ニンテンドーDSの特徴であるタッチパネルとペンを駆使してリンクを操ることができる他、ゲーム中に登場する海図や地図に直接文字を書き込めるというギミックも。

なお、「風のタクト」の続編にあたる本作は、2000年以降のゼルダシリーズの中では2017年の「ブレス オブ ザ ワイルド」の発売までトップの売上を誇っており、携帯ゲーム機で発売されたシリーズ作の中でも最も多く売り上げるなど、たくさんのユーザーに愛されるヒット作品となりました。

リンクのボウガントレーニング

シリーズ派生作品で、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」の世界観がベースとなったガンシューティングゲーム。

Wiiのコントローラーにセットする周辺機器“Wiiザッパー”が同梱。ゲーム中のリンクもこのWiiザッパーによく似たボウガンを使うため、リンクの気分を味わうことができます。

ゼルダの伝説 大地の汽笛

「夢幻の砂時計」に引き続き、ニンテンドーDS用ソフトとして登場。システム面でも「夢幻の砂時計」と同じくタッチペンやマイクを使用します。

今回のリンクは、汽車の機関士を目指す見習い少年。魔物たちに狙われたハイラル王国と、魔物に襲われ魂だけとなってしまったゼルダ姫を救うため、“神の汽車”に乗って旅立ちます。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード

「ゼル伝」シリーズの時系列順では、最古の時代を描いた物語。マスターソードなどシリーズお馴染みアイテムの“はじまり”も描かれており、ゼルダの世界の原初を知ることができます。

Wiiで発売された後、Wii U用のDL版も登場。さらに2021年には、美しいグラフィックを楽しめるHD版がニンテンドースイッチ用として発売されました。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

名作「神々のトライフォース」から22年の時を経て、2013年に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。前作から長い時間が過ぎたハイラルと、もうひとつの世界“ロウラル”を舞台に、リンクが冒険の旅に出ます。

ハイラルのマップや音楽、効果音に至るまで、前作「神トラ」を彷彿とさせるものが多いため、前作をプレイしてからのスタートがオススメ!

ゼルダ無双

コーエーテクモゲームスの看板タイトル「無双シリーズ」とゼルダの伝説がコラボした異色作。

「時のオカリナ」「トワイライトプリンセス」「スカイウォードソード」のキャラクターやステージが登場し、大勢の敵をなぎ倒す爽快なアクションが楽しめます。

2016年には3DS版「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」、2018年にはニンテンドースイッチ版「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX」も発売。どちらも新要素が盛り込まれているので、違いを楽しむのも良さそうです!

ゼルダの伝説 トライフォース3銃士

オシャレを愛する国のフリル姫が、魔女の呪いによって脱げない全身タイツ姿にされてしまった! 呪いを解くために王様が集めた3人の勇者が、魔女を倒すため魔境へ出発する!

…という、シリーズ屈指のコミカルなストーリーで贈る、通称“トラ3”。「4つの剣」以来、久々となるマルチプレイ対応ソフトとなっており、チームを組んでダンジョンに挑戦します。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

2017年3月3日、任天堂の新ハード「ニンテンドースイッチ」と同時発売された「ブレス オブ ザ ワイルド」。ゼル伝シリーズで初めてオープンワールドを採用し、広い世界のどこまででも冒険できる、自由度の高い作品です。

かつて起こった“大災厄”の後100年眠り続け、ついに目覚めた勇者リンク。ゼルダ姫を助け出し、魔王ガノンの脅威にさらされるハイラル王国を救うために旅立つ――というメインストーリーはあるものの、いわゆる“おつかい”系のミニチャレンジが無数に用意されており、何時間でも遊び続けてしまうこと間違いなし。

追加コンテンツをダウンロードできるエキスパンション・パスも発売され、さらにハイラルの世界を遊び尽くせます。

美しいグラフィックで描かれた広大なフィールドも魅力的で、一度ハマったら抜け出せなくなる人が続出。2021年の年末に放送されたテレビ番組「テレビゲーム総選挙」でも、国民が選ぶテレビゲーム第1位の栄冠に輝いた名作です。

2022年には続編の発売も予定されているので、まだ未プレイの方はぜひ今のうちに始めてみては!?

ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説

カナダのBrace Yourself Gamesが開発したゲーム「クリプト・オブ・ネクロダンサー」とゼル伝がコラボした作品。

舞台はお馴染みハイラル王国ですが、コラボ先の「ネクロダンサー」に基づいたローグライクゲームに音楽要素を加えたシステムになっています。

「ネクロダンサー」の主人公・ケイデンスが、リンクやゼルダ姫と力を合わせ、王国を支配した異界人オクターヴォからハイラルを取り戻すため、戦いに赴きます。

ゼルダ無双 厄災の黙示録

無双シリーズとのコラボ第2弾にして、「ブレス オブ ザ ワイルド」の100年前を描く前日譚。

「ブレス オブ ザ ワイルド」の物語中で断片的に語られる、100年前に起こったという“大厄災”を詳しく描いています。

「ブレス オブ ザ ワイルド」に繋がる大厄災を体験できるほか、一部が異なるif展開もあるとか…。ストーリーを深堀りしたい方はぜひプレイしてみましょう!

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

2019年、任天堂公式配信「Nintendo Direct E3 2019」の中で発表された「ブレス オブ ザ ワイルド」の正統続編。2021年6月には、空から落ちてくるリンクを描いた新映像も公開され、ハイラルの空にまで冒険の舞台が広がりました。

そして2023年5月12日、Nintendo Switch専用ソフトとしてついにリリース!

どこまでも広がる空と大地を舞台に、どこへ行くのも、何をするのも自由。主人公リンクの果てなき冒険を思う存分堪能できます。

なお、Nintendoの公式YouTubeチャンネルでは、プロデューサーの青沼英二さんが本作をプレイする映像など、様々な「ティアキン」関連動画を公開中。ゲームと併せて楽しんでみては?

プロデューサーの青沼英二がプレイする『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 3rdトレーラー

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編 [Nintendo Direct | E3 2021]

ゼルダの伝説 知恵のかりもの

2024年6月18日に配信された「ニンテンドーダイレクト」の中で発表された、ゼル伝シリーズ最新作。

初代からティアキンに至るまで、ゲームタイトルとしてファンに親しまれてきた「ゼルダ姫」が、ついにゲームの主人公に!

本作では、ハイラルの人々だけでなく勇者リンクをも飲み込んでしまった“神隠し”の謎を解き明かすために、ゼルダ姫が不思議な「カリモノ (借り物)」の力と知恵を駆使して冒険を繰り広げます、

妖精のトリィから授かった“トリィロッド”を使うと、さまざまなアイテムの力を借りることが可能。時にはモンスターの力も借りて、困難を乗り越え世界を救いましょう!

なお、本作の発売日には、ゴールドカラーにハイラルの紋章をデザインした「Nintendo Switch Lite ハイラルエディション」も同時発売。こちらもお見逃しなく!

「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」PV